家族と家づくりblog

桧家住宅で注文住宅を建てている真っ最中です。

「北側斜線制限」のフィーリング

正式名称は「北側斜線制限」らしいのですが、私達は「斜線規制」と言ってます。

…なんで斜線規制って言ってたんだろう?なんとなく、制限より規制のほうがしっくり来るからかな?斜線規制って言ってるの私達だけ?

混乱するので今回は正式名で行きましょう。

土地を探す上で悩まされたのが、この斜線制限でした。「青空リビング」(屋上)を作ること前提で土地を探すと、ほぼ間違いなく直面する問題だと思います。

…ひろーい土地を持っているなら別ですが。

何メートルのとき何センチ下がってどうのこうの…みたいな解説が多いのですが、私はそんなめんどくさい解説はできないので、“なんとなくこんな感じ”でいきます。

 

「斜線制限」って何?

一定の高さ以上に高くしたいと思ったら、勾配をつけてね。っていう制限です。

もっと簡単に言うならば、見た目が斜めになっちゃうよっていう制限です。

もっともっと簡単に一言で言うなら、高さ制限です。

高さ制限っていうと高度制限も高さの制限なのでややこしいところですが、斜線制限の場合は屋根を通常の高さより下げて2階の天井を低くしたり(モヤ下げ)、マンションの上層階の部屋数をどんどん少なくしていくことで勾配を付けたり、決められた勾配(斜線)以下の高さなら建てることができます。

「斜線制限」の種類

斜線制限にも種類がいろいろあるみたいです。今調べて初めて知りましたw

私たちの頭を悩ませた北側斜線制限のほかに、「隣地斜線制限」と「道路斜線制限」がその主なもの。(byうぃき先生。)漢字見るだけでピンと来る方も多いかもしれませんね。

私が実体験で語れるのは北側斜線だけなので、他の2つについてはなぜ気にせずに済んだのかという観点のほうが良いかな。

隣地斜線制限

3階建て以上を建てるときの制限で、低層住居専用地域には関係ありませんでした。2階建てや平屋を建設予定の方は忘れてOK!ってことですな。

道路斜線制限

道路の幅(正確には反対側の境界線から家までの距離)で道路側の高さの制限が変わるそうです。

整形地、敷地に目一杯建てたい、前面道路が狭い、といったケースでは大きく関係してきそうです。東京の住宅密集地ではよくありそうなケースですが、敷延には無縁の制限ですね。敷延、ほんとに良いことばっかり。

「北側斜線制限」とは

北側斜線は隣地斜線の逆で、低層住居専用地域(と田園住居地域)に関係してくる制限です。

例えば、今住んでいる家の、空き地だった南側の土地に新しい住宅が建つとします。今までは日当たり抜群だったのに、高度制限ギリギリで建てられてしまっては家に全く日が当たらなくなってしまいますよね。(庭の広さにもよるけど。)

そういったことのないように、隣の家の日当たりにも配慮しましょうっていうのがこの「北側斜線制限」です。

具体的には、低層住居専用地域の場合、真北に当たる境界線の地点から5メートル(中高層住居専用地域の場合は10mメートル)の高さまではご自由にどうぞ!それ以上は、1メートル内側に進むごとに1.25メートル分までなら高くできるよ!…となります。

これは図のほうがわかりやすい。

北側斜線制限

ペイントでスミマセン…涙

 境界線から最低でも50cmは離さないといけない規定になっているので、実際に建てられる範囲はもっと内側になりますが、高さという点だけで見るとこんな感じですね。

こんなペイントで書いた図よりも専門家の方が解説されているサイトのほうがわかりやすいと思うので、そっちを見ることをおすすめします…orz

「北側斜線制限」が悩ましい理由

一般的な2階建ての家は、地面から2階の天井までの高さ(≒軒高)が6m~7mくらいだそうです。で、これに屋根をプラスするとだいたい8mくらいですかね?北側斜線は5メートル以上から制限がかかってきますから、敷地いっぱいで建てようとすれば当然のようにモヤ下げが必要になってきます。

モヤ下げっていうのは、こういうやつです。

モヤ下げの例

建売見学で出くわしたモヤ下げ

あんまり好ましくはないですよね。

で、通常ならモヤ下げをしたくない、けど、南側は広くしたい…という点が北側斜線の一番の悩みどころとなります。

もちろん、私たちもちゃんと悩んでます。

がしかし!私たちの悩みはもう一つ別のところにもあるんです!それが、「青空リビング」の設置位置

「青空リビング」は屋上ですから、そもそも斜線制限に引っかかっている部分を青空リビングにするわけには行きません。それにより広さが制限されてしまいます。

さらに屋上に行くまでの階段も設置しなければなりません。階段を設置するには、塔屋が必要になります。塔屋を建てるには3階建ての天井くらいまでの高さが必要です。ここで北側斜線です。

塔屋を北側に建てることは、北側斜線制限によって不可能となり、間取りに大きな制約が出てきてしまいます。さらに2階の居室面積も階段を別に作らなければならない分、減ってしまうんです!

土地を選ぶ上で気に入る間取りが入るかどうかは重要な部分ですから、この点が本当に悩ましかった。

できれば桧家の規格住宅「スマートワン」で作りたかったのですが、斜線が厳しくて無理でした…。

契約予定の土地もモヤ下げが必要となりますが、下げる部分はトイレとかクローゼットとか気にならない間取りを提案してくれました。これなら良いかな、と思える間取りです。

さらに、青空リビングの広さも絶望的だと思っていたら、十分な広さが取れていました。ただ、塔屋の階段が通常よりもちょっと急になっちゃうくらい。

当初は小屋裏が入る想定だったので提案してもらった間取りですんなり土地を決めてしまいましたが、結局小屋裏もロフトも入らなくなりました。最初に出してくれる間取りはお客さんの理想をとりあえず詰め込んだもので、実現可能かどうかは軽視されていると思った方がいいですよ。「たぶん大丈夫だと思います!」は、「できないけどやったほうが気に入るでしょ?」って意味だと思っておけばがっかりしませんw